バドミントン混合ダブルスのわたがしペア・渡辺勇大(わたなべゆうた)&東野有紗(ひがしのありさ)選手が東京五輪に続き、パリ五輪でも銅メダルに輝いたということでお二人に注目が集まっています。
そこで気になるのが「わたがしペア」あるいは「ワタガシペア」と呼ばれるコンビ名の名前の由来です。
誰が命名したのか?いつ頃から呼ばれるようになったかを調べてみました。
そして、「わたがしペア」が誕生したきっかけや、「世界のワタガシペア」になるまでの軌跡、輝かしい成績についてもまとめています。
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わたがしペア(ワタガシペア)の名前の由来とは
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それでは「わたがしペア」の名前の由来について気になる点を整理してゆきましょう!
なぜ、わたがしペアと呼ばれるの?
これは、良くある質問ですね!
「渡辺勇大」+「東野有紗」=なぜ「わたがし」なの?「わたひが」ならわかるんだけど・・・という疑問。
ひらがなにすると一目瞭然でして、
まあ、理解されている方にとっては、「んなもん、わかっとるわい!!」と言われそうですね笑
でも、結構ネット上で「なんで『わたがし』?意味がわからない」と、結構本気で質問されている方が何件か見受けられたので一応説明してみました。
バドミントンペアは四文字で表す文化がある
お二人が大会で目立つ活躍をするようになると、バドミントン界隈やファンの間から「わたひがペア」や「わたがしペア」などと自然に呼ばれるようになったようです。
というのも、バドミントンのダブルスペアの歴史を見ると、二人の名前を合わせて、四文字で表す文化がありますよね。一般的には「オグシオ」ペア(小椋久美子・潮田玲子)(2008北京五輪代表)がその走りだったと言われています。
その他、有名なバドミントンペアの愛称はこちら ↓
- タカマツペア(高橋礼華・松友美左紀)(2016リオ五輪金メダリスト)
- シダマツペア(志田千陽・松山奈未)(2024パリ五輪銅メダリスト)
お二人ももれなく、その洗礼を受け「四文字」の名前で呼ばれ始めました。
愛称「ワタガシペア」が公式に決まったのは2020月10月頃
そして正式に「ワタガシペア」という名前でいこう! と決めたのは「ワタガシペア」のご本人たちでした。
決定したのはYouTube番組「スポブル」内の事です。(2020年10月12日公開)
「ワタヒガ」「ワタガシ」など、今ひとつペア名が定まってないことに「どうしたものか?」と、当時納得してなかったお二人。
今日この場で決めてしまおう!という流れから、両者「ワタガシ」を選択しました。
引用:スポブル
という事は「ワタガシペア」と正式に名前が決まったのは2020年10月頃という事になりますね!お二人も「今日からオフィシャルでいきましょう!」と嬉しそうでした。
同時にせーので「ワタヒガ」ではなく、「ワタガシ」を選ぶあたり、お二人の感性も息ぴったりですね!
「世界のワタガシペア」になるまでの軌跡
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今度は「ワタガシペア」の歴史を見てゆきましょう!
コートの中でも、普段のトークの掛け合いも見事なコンビネーションであるお二人ですが、世界の舞台で活躍に至るまでにはどういった軌跡があったのでしょうか。
「ワタガシペア」が誕生したきっかけとは「余りもの同士」
お二人は福島県にあるバドミントンの名門・富岡第一中学校⇒富岡高校の出身です。中高一貫校で寮生活の中、バドミントン漬けの6年間を過ごされました。
インドネシアで開催されたジュニアの国際大会に出場する為、顧問の先生が出場ペアを「強いもの同士」から組ませていき、最後に残った「余りもの同士」で組まされたのが中3の東野さん、中2の渡辺さんでした。これが「ワタガシペア」誕生の瞬間です。
引用:テレ朝POST
お二人はそれまで全く喋ったことがなく、上下関係は厳しくない学校であったものの、当時暗くて角っこが大好きだった後輩・渡辺選手は完全に陰キャで、一方明るくのムードメーカーだった陽キャ東野先輩のことをむちゃくちゃ怖がっていたとの事です。
今の渡辺さんの饒舌な陽キャぶりからは全く想像できませんが、人の本質的なものは幼少時に現れやすいと言われており、そういう意味では現在も「核の部分」は陰キャだと思われます。
そんなお二人でしたが、なんとその初めて出た国際大会で3位という輝かしい成績を残されました。同校の強いペアたちを抑えての結果だったので、自分たちが一番まさか!と思われたそうです
陰と陽、180度性格が違うもの同士が、ひとたび同じ目的で協力し合ったら強力なパートナーになるという典型例ではないでしょうか。
二人にしかわからない心地よさが最初からあった
まさにここが一番大切だと思うのですが、ペアを組み立ての頃から、お互いの間には「心地よいスピード感」と「コンビネーション」があったとおっしゃっています。
本来のダブルスだと「ああいう時はこうしてね」と事前に作戦を密にとるのが普通ですが、2017年位まではほとんど会話することはなく、試合直前に「こんにちは。よろしくお願いします。」の挨拶をコートで交わし、ぶっつけ本番でお互いがやりたいことをやっていたとの事。
試合中「ドンマイ!」位は言ってたんだって!笑
でもそれで結果が出るなんて凄いですよね!
全く相手のことがわからない、喋らないのに「なんか阿吽の呼吸が合う」。
これって DNA レベルの相性の良さではないでしょうか? 取り繕ってない素の状態が合うなんて、意識してできるもんではありません。もうこれは「運命的なペア」と言ってもいいのではないでしょうか。
コミュニケーションを増やして国際大会でも飛躍
2人はペアでありながらろくに会話もしない状態が続きましたが、2018年に転機が訪れます。
国際大会で苦戦していた二人の元に召喚されたジェレミー・ガン専任コーチの最大のアドバイスは「もっとコミュニケーションをとること」でした。
それを素直に聞き入れた二人は「今のこうだったね、こうした方がいいね」と逐一報告するように心がけ、コミュニケーションをマメにとるようにしました。
するとその2か月後の全英オープンで初優勝と、いきなり凄い結果をたたき出してしまします。
「ワタガシペア」はコミュニケーションの大切さが身に染みてわかり、それからは現在のスタイルになりました。今となってはコミュニケーションを取っていなかったのは信じられないとおっしゃっています。
ジェレミーコーチ、グッジョブ!!
ワタガシペアの輝かしい成績
ワタガシペアの主な成績は次のとおりです ↓
- 全日本総合選手権大会 優勝(2017~2020)
- 全英オープン 優勝(2018,2021,2022)
- 世界選手権 銅(2019)、銀(2021,2022)
- 東京五輪 銅(2021)
- パリ五輪 銅(2024)
- 混合ダブルス世界ランキング1位に輝く(2022)※パリ五輪時は5位
中学時代にお二人をペアにさせたバドミントン部顧問の先生は「ワタガシペア」の活躍を本当に喜んでおられるでしょうね!その時の組み合わせが違えば、永遠にペアを組むことはなかったかもしれないのですから。
「ワタガシペア」が益々世界でご活躍されるのを楽しみに拝見させて頂きます!!
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