北の富士さんが解説休みの理由はなぜ？2023の体調不良や引退の可能性は？

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2023.03.14

北の富士勝昭さんが解説を全休されるというニュースが最初に飛び込んできたのが、2023年の春場所のことでした。

その後、現在に至るまで解説のお休みが続いており、ファンの間では北の富士さんを案ずる声が後を絶ちません。

相撲ファンならご存じの通り、初日と千秋楽は正面が北の富士さん、向正面が舞の海秀平さんというコンビがお約束となっていましたよね。

この記事を最初に書いたのは2023年3月、春場所が始まった時でして、あの時は正直こんなに連続休場が続くとは思っていませんでした。

春場所はゆっくり休んで頂いて、次回5月からは復帰されるだろうとみんな思ってました。私もそうでした。

この下に目次があるのですが、①②は春場所の初日に書いたものでして、当時Twitterで「北の富士さん、どうしちゃったの！？」と相撲ファンの間で動揺が広がっている様子をあえて残しています。

そして③は春場所が始まって4日目、北の富士さんが中日新聞のコラム「はやわざ御免」でご自身の現状を報告されましたので、【追記】として載せました。

④は北の富士さんの現在の状況を知る手掛かりになるかもしれない、新しく出てきた情報をまとめています。

そして⑤につきましては、なぜこんなにも相撲ファンが北の富士さんを求めてしまうのか、北の富士さんの魅力、存在感について、ご回復のエールの気持ちを込めつつ考察してみました。

よかったらお付き合いくださいませ。

追記：2024年7月（名古屋場所初日）北の富士さんはVTR出演されました！

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北の富士さんが解説休みの理由はなぜ？引退の可能性は

2023年3月12日の春場所初日、ＮＨＫ三瓶アナウンサーの方から、「北の富士勝昭さんはご都合により今場所はお休みとさせていただきます」との発表がありました。

今や大相撲解説の顔とも言える北の富士さんがお休みされるという事で、「相撲内容よりむしろそっちが気になる！」なんて言う方も多かったようです。

 

「北の富士勝昭さんはご都合により今場所はお休みとさせていただきます」

ご都合により？？

言葉のプロ・NHKさんが色々配慮、考えた末に出した表現ではあると思うのですが、確実にモヤっとする人を生む事になります。

若々しく見える北の富士さんですが、この3月28日をもって81歳になられるという事で、体調を心配する声が多く見られました。

北の富士さんがNHKの専属解説員になったのが1998年の春場所ということで、ちょうどこの春26年目を迎える事になりますが、その間で今回の様に解説を一場所全休された事は一度だけありました。

それは2017年の初場所です。2016年の年末に心臓の手術を受けられたという事で、大事をとって休まれたのですが、その時は千秋楽に電話で出演するなど、視聴者にも「回復に向かわれてるんだな」と、安心感を与えてくれました。

ですが、今回は全休についての詳しい説明はなく、北の富士さんが視聴者に与える影響力に対して、NHKの説明がサラッとしすぎでは？と感じた方も多かったようです。

勿論、「プライベートな事なので」という配慮から、深くは語らないという選択は、今となっては正解なんだろうなと思えます。

2023年初場所の千秋楽を終えた後、「次は大阪で会おうと！」とかっこよく帰っていかれた様子をNHK公式ツイートで紹介されていますので、1月の段階では北の富士さんの春場所欠場は決まっていなかった模様ですね　↓

めっちゃ、かっこいーー！さすが角界のオシャレ番長！！

それに、2月27日に更新されたNHKスポーツのネット記事にて、北の富士さんは春場所についてご自身の見解・見どころについて熱く語っておられました　↓

いや、コレどう見ても春場所がっつり出演パターンだと思いますよね・・。

NHKさん、やっぱ説明プリーズです！！

一方、去年の北の富士さんの発言にも注目されている方もちらほらおられました。

内容は「出張ホテル暮らしはキツイ」「だからもう地方場所（大阪、名古屋、九州）は今年で最後にするよ」と解説中に語っていた、というものです。

 

確かに、2週間もの出張ホテル暮らしはきつく、今年からは「東京・両国国技館のみの出演」という決断をされていても何ら不思議はありません。

勇退・・絶対まだイヤーー（後釜も必要だとは思うが、もう少しだけ）←現実逃避？

とにかくまだまだ北の富士さんには頑張っていただかないとですね！

勿論、北の富士さんの健康が第一なのは言うまでもありません。

相撲協会、NHKが北の富士さんの解説をあくまで「引退」ではなく「休場」という言葉を使われている以上、復活の芽は残されているということですよね。。そうだと信じたいです。

北の富士さんがいなくて寂しがるファン多数！その魅力とは？

いつも当たり前におられるからこそ、いなくなって初めて存在感を再認識する方も多かったようで、「北の富士さんロス」な人が大量発生しました。

確かに北の富士さんって、第52代横綱って事を忘れてしまう位茶目っ気があって唯一無二の存在ですよね。

赤のレザーをサッと着こなしたり、ダンディーでオシャレなのも魅力的です。

大相撲は国技でもあり、神聖で真面目な雰囲気が素晴らしいのは勿論ですが、そこに北の富士さんの歯に衣着せぬ解説が加わわると一段と楽しくなる事を視聴者は知ってしまいました。

もはや解説というより、いらっしゃるだけでOKみたいな。（こりゃ後釜大変だーー）

 

【追記】北の富士さん、入院していた事をコラムで報告

3月15日に北の富士さん自身が、中日スポーツのコラム「はやわざ御免」にて、現在入院中でまもなく退院する事を報告されました。

こちらが、その内容です　↓

　皆さん、お元気ですか。今場所は休場中ということでご心配かけましたが、おかげさんで私は元気になりました。もう少しで退院となります。途中からでも大阪に行きたいと思っていましたが、どうやらそれはできそうもありません。しかし、テレビ解説は断念しましたが、口と手の方は健在です。退屈しのぎといっては失礼ですが、ボケ防止も兼ねて「はやわざ御免」を書いてみようと思います。
　連日はさすがに無理と思いますので、体の許す程度にやりたいと思います。あしからずお許しください。
　さて、このところ連日、野球のＷＢＣの話題で日本中が熱狂し、大変なことになっています。私も多分に漏れずテレビにくぎ付けです。中でも大谷選手は期待通りの大活躍で「侍ジャパン」の快進撃の原動力となっています。
　私も子供の時から中学までは野球をやっていたので嫌いではありませんが、野球中継を見ることはめったにありません。せいぜい日本シリーズくらいなものだと思います。ただ、大谷選手の試合だけは朝早くてもできる限り見るようにしています。
　そして、いつも思うことは「相撲界にも大谷選手のような子がいてくれたら」。そればかりです。「隣の花はきれいに見える」とか「人の弁当はうまく見える」と言いますが、野球界がうらやましいと思う今日このごろです。
　人のことをうらやんでばかりいても始まりません。今、大相撲春場所が３日目を迎えています。東京ドームが連日超満員でしたが、春場所の方も満員御礼が出ています。どうやら千秋楽まで続きそうです。ＷＢＣに比べ横綱不在、大関１人という寂しい番付の顔ぶれですが、大阪のファンは大相撲を見捨てません。ありがたいことです。それに応えるには良い相撲を見ていただくことしかないのです。
　(中断)
　熱戦が続く今場所は楽しめそうである。野球も楽しいが、やっぱり私は相撲の方が好きだ。
　それでは夕飯にします。病院食にもやっと慣れました。少しやせました。北の富士カレーが食べたいです。
　それでは、今日はこの辺で。今度は何日目になりますか。その日まで、さようなら。（元横綱）
引用：中日スポーツコラム「はやわざ御免」
やっぱり北の富士節、いいですね～！
コラムとはいえ、北の富士さんのリアル声明が聞けた事で「状況が把握できて少し安心した」という方も多かったようです。
【大相撲とWBCをテレビで観戦できる体力・気力がある状態】で【途中からでも大阪に行きたいと思っていた】位ですから、お身体も順調に回復に向かわれてるんだな、という印象を受けました。
そして3月26日の同コラムでは退院したことも述べられています。
本日は冷蔵庫にあるもので簡単に済ませよう。私も退院したばかりで、若隆景のこれからの長い闘病生活を考える時は同情を禁じ得ない。好漢若隆景の早期回復を祈ってやまない。残るは千秋楽。力士諸君には、けががないように最後の力を振り絞って頑張ってください。（元横綱）
引用：中日スポーツコラム「はやわざ御免」
そしてこのコラムも、夏場所以降は休載が続いています。
ちなみに、北の富士さんが入院中食べたがっていたという「北の富士カレー」とはこちらのことです　↓

北の富士さんは現在どうされているのか・最新情報まとめ

ここからは比較的新しく出てきた北の富士さん情報についてです。

北の富士さんの現在の状況を知る手掛かりになるかもしれません。

八角理事長より「最近退院した」発言

2023年9月2日、日本相撲協会の八角理事長が国技館で還暦の土俵入りをした際、北の富士さんが最近退院されたことを明かしました。

3月下旬、コラム内で退院を報告されていた北の富士さんですが、またそれから入院をされていた模様ですね。

病気によっては、入退院を繰り返しながら治療していくパターンもあります。

そして、北の富士さんの現在の状況を知っているであろう八角理事長のトーンが、そんなに深刻ぶった感じでもないことが救いです。

秘蔵っ子・北の若が電話で激をとばされる

北の富士さんが八角部屋入門の世話をし、四股名も「北の富士」にちなんで命名された北の若関。

「北の富士の秘蔵っ子」とも称される北の若は、九州場所、東前頭17枚目で見事に幕内デビューを果たされました。

入門から4年半、新入幕がほぼ確定というタイミングで、恩師である北の富士さんに電話したところ、「遅い！！」と激を飛ばされたそうです。

秋場所後に電話したとの事ですから、2023年9月24日頃でしょう。

とはいうものの、縁あって中学時代から北の若を知っている北の富士さん、新入幕の知らせは嬉しかったでしょうね！

北の若が入門する際、彼の出身地である山形県酒田市役所へ、北の富士さん自ら表敬訪問されたぐらいですから。

北の富士さんは現在、自宅療養中だと思われますが、場所中は北の若の相撲をテレビでチェックされているでしょうね。

2024年7月・名古屋場所初日にVTR出演

名古屋場所初日にVTR出演された北の富士さん！！

北の富士さんのメッセージはこちら　↓

去年の３月から長い間、休んでしまいましたが皆さま、お久しぶりです。

さて今場所は照ノ富士が出場しますが、結果を残してもらいたいもんです。大関は豊昇龍が元気ですね。貴景勝は何とか頑張ってほしいもんです。特に期待したいのは先場所、優勝した大の里。今場所どんな相撲を見せるか楽しみです。

（初日の割を手に）照ノ富士とこれ（平戸海）はいい相撲を取るね。

それではみなさん、一緒に楽しみましょう。

 

やっぱり素敵ですね！これにはぐっときたファンの方も多かったのではないでしょうか。

舞の海さんも「嬉しかった、ホッとした」とおっしゃり、解説するときは「北の富士さんだったらどうコメントするだろう」と常に北の富士さんをリスペクトされている発言がありましたた。

そしてVTRを紹介した三輪アナウンサーが「今場所、この後はお休みです」とおっしゃったということは「解説引退」ではなく「解説復帰」の芽があるということですよね？

秋場所以降に期待しちゃいます！

 

北の富士さんの存在感・魅力について今一度語ろう

ここからは北の富士さんが、老若男女問わず相撲ファンに愛され、人気がある理由について、考察していきたいと思います。

急に熱く語りだしたらお許しを。

歯に絹を着せない、自分の考えをストレートに言う

大相撲解説の際、取り組み内容はもちろんのこと、力士の戦う姿勢に対しても忖度なくどストレートな表現をされますよね。

例えば、上位の力士がこれ以上負けられない場面で、逃げの変化で勝ち星を拾った時などは、「はぁーーー」と深いため息をひとつ。「なんじゃそら」とか言ってみたり。視聴者の気持ちを代弁してくれるようなシンプルで包み隠さない表現。

でも一方で、荒削りながらも力いっぱい果敢に攻めていく、みたいな力士に対しては明らかに好意的で、「いいねぇーー！！こりゃ楽しみだぞ。たいしたもんだ！」としっかり褒める。

NHKサイドも北の富士さんの人気って絶対わかってるはずですから、もう自由にやっちゃてくださいみたいなスタイルでしたよね。

舞の海さんとの名コンビ・時に仲良し、時にヒリヒリ

初日、千秋楽での舞の海さんとの解説コンビも、もう風物詩化してましたよね。

おっ、今日は仲良くやってるなーと思いきや、突然訪れる不穏な空気。

だって北の富士さん、舞の海さんが一生懸命解説した後、「いや、僕はそうは思わない。」って、平気で言っちゃうんだもん！！

視聴者は急にハラハラに巻き込まれるみたいな。

そんでもってNHKアナウンサーが、「いやーー相撲って、色々な捉え方があるんですねーー。。。時間です！」と、半ば強引にフォロー（グッジョブ！）

他の解説者の親方同志だと、「いや、おっしゃる通りです！」とか「親方の現役時代、凄かったですよね。」とか、良好な絡みがマストですよね。

これはこれで微笑ましくて、とってもいいんですけど・・・たまに欲しくなる、あのピリピリ感。私だけではないはず！

ダンディズム＋茶目っ気＝人間的な魅力

まあこれは全員賛成だと思うんですが、北の富士さんって、ダンディーで色気がダダ洩れですよね。

若い時は相当おモテになられたようで、「プレイボーイ横綱」「夜の帝王」といった異名を持つほどでした。

勿論、今もモテ街道まっしぐらなことでしょう！

でもそれに、茶目っ気がプラスされることで、何倍も魅力がアップされている気がします。

もう何年も経ってるのに私が忘れられないのが、御嶽海関が優勝した時のことです。

会場に見に来ていた御嶽海関のお母さんをカメラが捉えました。

それはそれは美しく、若々しい華やかな方だったんですけど、アップで写った瞬間、北の富士さんが秒で食いつきました。

「えっ！！この方、御嶽海のお母さん！？めっちゃ綺麗な人じゃーん！！」と。

そして、その後もお母さんの姿が映るたびに、北の富士さんは「綺麗な人だーー」と絶賛していました。

いや、本当に女優さんみたいなオーラがある素敵な女性でした。

フィリピン出身の方で、地元ではすでに有名、アイドル的な存在になっており、「自分は負けそうな位の人気です」と御嶽海関自身が後におっしゃっていました。

ですので、北の富士さんの「いい女センサー」にビンビン響いたのも納得です。

でも考えてみてください。他の親方で、力士のお母さんがいくら美しいからって、そんな「キレイ」を連呼する人っています？笑

これなんですよ！！

この1つのエピソードをとっても、北の富士さんのお茶目さがしっかりと出ちゃってます。

存在自体が場所の始まりと終わりを表している

〇〇場所初日の放送、解説は北の富士勝昭さんです。

向上面には舞の海秀平さん、実況はは◎◎です。

東西の花道から△△、◇◇両アナウンサーからリポートが入ります・・・。

 

もう存在自体が場所の始まりと終わりを告げるシンボルになってましたよね。

「今日から〇〇場所かー、いよいよ始まったな。」

「とうとう今日で千秋楽か。。」とか。

北の富士さんが解説者になってかれこれ25年ですから、視聴者側も習慣化しちゃってます。

いつか元気になった北の富士さんが、ひょこっと現れてくれたら嬉しいな。そう、何事もなかったように、ひょうひょうと。

こんな素敵な笑顔がいつか見れること、みんな待ってますよ！！　↓

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
また北の富士さんに関する新しい情報が出ましたら、追記させて頂きます。
北の富士さんのお身体が良くなられますように。。

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